ブレウ・ブランコ～森とつながる白い香り

2025/07/02 11:56

深い森の奥で、ひっそりと光るように生きる木があります。

その木から滴り落ちる、白く半透明の樹脂。
それが「ブレウ・ブランコ（Breu Branco）」――ブラジル・アマゾンの森から届く、神聖なナチュラルインセンス。

ブレウ・ブランコは、ブラジルのアマゾンからマタアトランチカに自生する樹木（Protium heptaphyllumなど）から採取される天然樹脂。

古くから先住民（インディオ）たちの儀式や治癒の場面で用いられてきました。

その名前の“Breu”はポルトガル語で「タール」、“Branco”は「白い」という意味。
白く美しいこの樹脂は、燃やすと心を鎮め、空間を清める独特の香りを放ちます。

🌿身体的な効能（伝統的な用途）

その香りは、まるで朝露に濡れた森のように清らかで、身体の内側にまで風が通るような感覚を与えてくれます。

🌿エネルギー的・スピリチュアルな作用

インセンスとして焚くことで、空間の波動が整い、「自分の中心に戻る」ためのサポートとなってくれます。

アマゾンの先住民たちは、ブレウ・ブランコを以下のように使ってきました。

🌿使用方法と注意点

基本的な焚き方（インセンスとして）

チャコールディスク（炭）を使う場合

汚れてもいい耐熱皿を用意する
チャコールディスクを火でしっかり着火（30秒～数分）→コンロの火の上に直接のせてもOK。ただし、炭が転げ落ちたりしないように、くれぐれもご注意ください。炭用のトングなどがあると便利。
赤くなったらセラミック皿や耐熱容器に炭を置き、その上に少量の樹脂をのせて焚く。塊が大きいと大量の煙がでます。お好みにより、小さめに砕いてからお使いください。
白くやさしい香煙が立ちのぼります

※香りは10～20分ほど持続し、場をまろやかに清めます。

心・身体・空間に使うリチュアル

瞑想・ヨガ・ジャーナリングの前に

→ 瞑想前に焚いて数分間、香りとともに呼吸を整えるだけでOK

感情の解放やトラウマワークのあとに

→ セッション後の空間リセット、またはセルフケアタイムに

月のリチュアルや植物リチュアルに

→ 香りが「異次元への扉をひらく」とも言われます

お部屋の浄化・グラウンディングに

→ 朝の掃除後や寝る前にもおすすめ

香りの瞑想やドリームワークに

土地やお守りの浄化に

🌿使用時のポイント・注意

焚いたあとはしばらく火元から離れないこと
換気しながら、香りを深く吸いすぎない（やさしく吸って香りを感じる）
小さな子ども・ペットのいる空間では短時間・少量で使用
妊娠中・アレルギー体質の方は慎重に、使用前にパッチテストを
火の扱いには十分ご注意ください。燃えやすい布や紙の近くでは使用しないでください。
換気を良くした空間でご使用ください（多量の煙がでますので、煙探知機のある空間ではご使用にならないでください）。
炭の上に置いたブレウブランコ樹脂は溶けていきますが、火が消えたら固まってお皿にくっつくことがありますので、汚れがとれなくなってもかまわないお皿をご用意ください。

ブレウ・ブランコは「香りで祈る」ための植物。

それは森からの祈り、静けさへの導き。
植物の魂と、あなた自身の中心をつなぐ目に見えない糸のようなもの。

忙しい日々のなかで、ふっと深呼吸をしたくなったとき。
内なる静けさとつながりなおしたい夜に。

この香りが、あなたのリチュアルのそばにそっとありますように。

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