2023/01/10 11:49
アマゾンの森の奥深くで、ひっそりと力強く生きる木。
その実から採れるオイルが、「アンジローバオイル(Andiroba Oil)」です。
古代からアマゾンの先住民たちにとって、アンジローバは痛みを鎮め、皮膚を再生させる木の精霊。
火傷や虫刺され、関節痛、スピリチュアルな浄化にまで幅広く使われてきた、まさに森の守り手と呼ばれる植物です。
アンジローバ(Carapa guianensis)は、センダン科に属するアマゾン原産の高木。
その苦味を含んだ種子から搾られる黄金色のオイルは、ブラジルやペルー、スリナムの先住民たちに古くから薬草オイルとして重用されてきました。
特に虫除け、炎症、関節の痛み、傷の治癒、皮膚の再生に効果があるとされ、「自然の抗炎症薬」として、今なお現地の人々に使われ続けています。また、アンジローバで作った製品は虫がよってこないといわれているため、家具や建築、オイルはランプや虫よけキャンドル作りに使われています。古代にはインディオたちはミイラを作るために使ったりもしていました。
身体的な効能と使い方
効能:
- 関節痛・筋肉痛・打撲のケア(抗炎症作用)
- 虫刺され、かゆみ、火傷、皮膚炎の緩和
- 乾燥肌、湿疹、アトピー性皮膚炎の保湿と修復
- 虫除け効果(蚊・ダニなど)
使い方:
- 関節や筋肉にマッサージオイルとして塗布
- 傷や炎症部位に少量ずつ優しくなじませる
- 屋外活動前に肌に塗って虫除けに
- お使いのスキンケア、ヘアケア製品に適量を混ぜて使う(保湿と頭皮環境改善)
· キャリアオイルに~20%程度混ぜて使う
· キャンドル、石鹸、ナチュラルコスメ作りに
エネルギー的・スピリチュアルな効能
- 「怒り」「緊張」「不安」といった内なる炎症を鎮める
- グラウンディングと保護のサポート
- 境界線の強化(外的エネルギーからの守り)
- 怒りや痛みの感情を静かに溶かしていく
スピリチュアルヒーリングや感情ワークのあとに、足裏・仙骨・みぞおちにやさしく塗ることで、エネルギーの安定と統合が促されます。
アンジローバは、部族の間で「戦士の木」と呼ばれることも。
- 狩りや戦いのあとの身体の疲れや痛みに
- 子どもや妊婦の虫刺されや皮膚のケアに
- 女性の産後ケアや月経不調のサポートに
- エネルギーのバリアを張るための“保護の香油”として
使われてきたためです。
ある長老はこう語っています。
「アンジローバは森の鎮め。
肉体にも魂にも、静けさと再生の道をひらく。」
日常でのさまざまな使い方のアイディア
- ストレスや怒りを感じた日に:ハートや太陽神経叢にひと塗りして呼吸
- リチュアル前のグラウンディングに:足裏や仙骨に塗布
- 虫が気になる日のお守りオイルとして
- 女性の身体のサイクルケアに:お腹や仙骨にやさしく塗って休息を
⚠ 使用上の注意
- 苦味と独特の香りがあるため、最初は少量でテスト使用を
- 原液を広範囲に塗る際は、キャリアオイルでの希釈をおすすめします
- 肌に異常がある場合、パッチテストを行ってください
- 直射日光・高温を避け、冷暗所で保存
- 飲用は避けてください(外用専用)
· ココナッツオイルと同じように、25℃以下になるとヴァセリンのように凝固しますが効能や成分には問題はありません。
アンジローバは、戦い続けてきた心と身体をやさしく休ませるためのオイル。
それは、ただ傷を癒すだけでなく、わたしたちが「強さとはやわらかさでもある」と思い出すための、森からの静かなメッセージなのかもしれません。
あなたのリズムで、必要なときに。
このしずくが、そっと力になりますように。
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