2020/05/17 10:48

みなさんこんにちは。
日本はまもなく緊急事態宣言も解除されるころで少し遅すぎる投稿かもしれませんが、これからウイルスと共存しつつ生活していくためにもアーユルヴェーダ的なパンデミックの過ごし方についてお話しているすてきな動画と出会ったので紹介させてください。内容はかなりインド的で日本の生活にはあてはまらないところもあるので、そのへんは省略して紹介します。笑

2000年くらい前に書かれた「チャラカ・サンヒター」というアーユルヴェーダの古典医学書にパンデミックについて書かれた章があるそうです。これによると、パンデミックは家にいる最高の機会だと説いています。内へと入り、日々の日課をきちんとこなしていくこと。

アグニが高ければ、病気にはなりません。アーユルヴェーダはすばらしい予防医学。コロナウィルスに対抗するすばらしい知恵です。アグニを高めること。このためには日々の日課を大切に行うことが一番大切です。早起きして歯を磨き、舌の掃除をし、口をすすいでお湯を飲みましょう。トゥルシーの葉を2~3枚入れてジンジャー、シナモン、カルダモンティーを飲むともっといいでしょう。それから呼吸法(プラーナヤマ)を行ってください。8つの呼吸法(※)をセットで行うだけで呼吸器系を含む免疫システムを高めることができます。リンパを浄化し、エネルギーがアップします。オージャス(免疫)、テジャス(消化)、プラーナ(生命エネルギー)のバランスを整えます。呼吸器系が浄化され、エネルギーレベルが上がりウイルスを寄せ付けない身体になります。そしてヨガアーサナを行ってください。ラクダ、コブラ、牛、舟、弓、ブリッチ、ローカスト、ロータス、ライオンのポーズがおすすめです。これが難しいようなら、太陽礼拝だけでも構いません。7~12ラウンド行ってください。それから瞑想しましょう。内なる喜びと美に花を咲かせましょう。静かに座ってあなたの存在を感じてください。安らぎが気づきになります。気づきとはSat Chit Anandです。

Satとは真実
Chitとは気づき
Anandaは至福を意味します。

ただの3つの言葉ではありません。同じひとつのことを意味しているのです。satとは気づき、chitとは気づき、anandaとは気づき。このすべてを気づきだと思えばこそ気づきが得られるのです。外の世界で何が起こっているのかじっくり観察して下さい。起こっているすべてのことは、起こってはなくなり、起こってはなくなりしています。世界に永遠に続くものはひとつもないのです。このコロナウィルスですら生じてそして自然になくなります。統合、調和、しあわせ、身体、心、意識のバランスを大切にしましょう。

また、どうぞ自家製のごはんを楽しんでください。温かい物を食べて冷たい飲み物は控えてください。ヨーグルト、チーズ、アイスクリームなども。冷たい物はアグニを弱めます。冷にふれると抵抗力が下がります。冷たいものを避けてお湯を飲みましょう。一日中お湯をすすってください。生姜を入れるともっと良いでしょう。

(ここから先はかなりインド的ですが、日本の暮らしにも応用できるかも?)

「チャラカ・サンヒター」には、昔はパンデミックのときには太鼓を叩いたと書いてあるそうです。

自宅でプージャ(儀式)をして、蝋燭かランプを灯しましょう。家族で手をたたきましょう。手をたたく音はマルマを刺激します。心臓のマルマ、肺のマルマ、腎臓のマルマなど。エネルギーを高めます。内臓にメッセージを送ります。これは昔太鼓をたたいていたのと同じような意味があります。マントラのようなものです。オームを唱えてもいいでしょう。ハリオーム、ジェイガネーシャなど。高次の意識のバイブレーションは家族、友人、近所の方をもサポートします。

(お祈りを捧げたり、マントラを唱えたりしたりする習慣のない方、この機会にはじめてみてはいかがでしょう?または、歌ったり楽器を弾いたりしてもいいし、波動のいい音楽をかけたりして音に触れるだけでもいいかも?)

一緒に歩もう、分かち合おう、立ち上がろう。みなさんがどうかしあわせでありますように。きっと数週間で落ち着くはず。ポジティブなバイブレーションを保ちましょう。落ち込んだり悲しんだりしないで。一緒に立ち上がって。エネルギーが光、平和へと花開いていきます。


(※)8つの呼吸法:バストリカ、カパルバティ、アヌローマヴィローマ、ブラーマリー、ウジャイ、ウットギート (Utgeet)、シータリー、シートカリ呼吸法